囲碁棋士
白と黒の石を使い自分の陣地をひろげていく、シンプルながらも奥深い競技である囲碁。この囲碁のプロフェッショナルが囲碁棋士です。最近ではマンガの影響もあってか、囲碁の人気と競技人口は増加傾向。女性の棋士の活躍も目立っています。
棋士になるためには、とくに学歴や資格は必要ありません。しかし、日本棋院や関西棋院に院生として所属し、棋士をめざす人がほとんどです。日本棋院には1年に4回、6才ごろから14才までの心身健康な人が入会できます。入会するためには、自分の対戦の内容を細かくしるした「棋譜」と呼ばれるものを願書とともに送付して、試験対局に合格する必要があります。また、関西棋院も日本棋院とほぼおなじ内容で入会審査をおこなっています。院生になると週に2回の対局をおこない、自分の実力をみがいてゆきます。
院生として実力を身につけていくと、つぎは棋士になるための試験を受けなければなりません。日本棋院に所属する棋士は、平成20年以降は受験資格が23歳未満の人に限定されます。応募には自分の棋譜が必要です。また、院生でなくても応募できるので、腕に自身のある人はチャレンジしてみましょう。そして、院生と院生以外の人とで合同予選がおこなわれ、本戦がおこなわれます。本戦で優秀な成績をのこすと、やっと棋士になれますが、1年に6人しかなれないので非常に狭き門です。また、関西棋院では、院生から初段に昇格することによってプロ棋士になれます。
囲碁棋士の収入はさまざま。タイトル戦で優勝すると200万〜4000万円ほどの賞金を手にすることができますが、このタイトル戦の数はたった20個ほどしかありません(そのうち4つは女流タイトル)。そのため、囲碁の対局だけで生活している人は、棋士のなかでもほんのわずか。多くの棋士たちは、カルチャースクールや囲碁教室での講師や、一般人相手の指導対局で生活費を得ています。実力主義の厳しい世界であるため、しっかりと棋力をみがくことが大切です。
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